オールオン4は入れ歯の負担を大幅に軽減
無歯顎にはオールオン4

オールオン4とは、無歯顎に対するインプラントの方法の一種です。
無歯顎とは、その字のとおり上顎なら上顎、下顎なら下顎全体に対し歯が1本も残っていない状態を指します。

これまでは無歯顎の状態になると総入れ歯をするという治療しかありませんでした。
インプラントもないわけではなかったのですが、通常、インプラントでは歯のないところ1本に対し、1本の人工歯根を植え込みます。
永久歯は1顎で14歯~16歯です。
14本も人工歯根を植え込むとなると治療回数も多く、インプラント自体は保険がききませんから、費用も膨大でした。

オールオン4とは?

この問題点をクリアにしたものがオールオン4です。
これは、4本の人工歯根で1顎全体の歯を支えるという方式です。
オールオン4で支える人工歯は12本です。
見た目が自然で、総義歯と異なり、着脱がいらないため安定もしています。
治療回数も手術が必要なのに即日でOKということで短期間です。
総義歯でも型をとって、歯をつくって、入れて、調整をしてとなると治療回数が最低でも3回くらいはかかります。
負担軽減にもつながります。

着脱がいらない利点は、義歯の手入れが不要だという手間の負担軽減にもつながります。
義歯の場合、寝る前にはとりはずし、専用の洗浄液につけなければなりません。
歳をとればとるほど、そういったことは億劫になってくるのでかなりの負担軽減になるはずです。
また着脱によって、口の中を傷つけるという可能性もなくなります。

そして、自分の歯と同じようにものが噛めるというのも利点です。
しっかりとモノが噛めるということは、消化器への負担も減らします。

入れ歯の場合、歯茎がやせて、入れ歯があわなくなって話をしている最中に外れてしまうということも起こり得ますが、オールオン4なら植え込み式なので、外れる心配がありません。
見た目の心配がいらない分、人と接することも自然にできます。

オールオン4は体と金銭の負担を軽減

このように魅力的なオールオン4ですが、あくまでも無歯顎に対する治療です。
自分の歯が1歯だけでも残っているという場合は、抜歯をしてからでないとこの治療はできません。
抜歯を行う場合は、抜歯を行った部分の歯槽骨が落ち着いてからでないとオールオン4はできません。

さて、気になる費用ですが、オールオン4は保険適用外なので、それにかかる検査や手術、人工歯などすべて自費です。
歯科医院によっても違いはありますが、200万円くらいかかります。
ただ、手間やメリット面、ずっと使えるということを考えるとそう高いものではないかもしれません。

オールオン6なら安定感がさらに増す

オールオン4で快適な生活

オールオン4は、1顎に4本の人工歯根を植え込む方式でしたが、オールオン6という方法もあります。
その名のとおり、6本の人工歯根を植え込む方式です。
永久歯の数は1顎14本から16本ですがオールオン4やオールオン6の場合は12本の人工歯を支える方式でつくります。
たとえ12本の人工歯であっても、それを4本で支えるのと6本で支えるのでは安定感が全く異なります。

安定感が増すということは、もっとしっかりとモノが噛めるということになります。
この噛む力に関してですが、オールオン4は欧米人のために生まれた方法です。
欧米人の場合は日本人よりも骨がしっかりしており、4本ですべてを支えるという方式でも問題がありません。

ところが日本人の場合は欧米人と比べると骨が華奢なため、支えとなる4本に力が入ってしまうと、骨にダメージを与える可能性があります。
これに対応して生まれたのがオールオン6です。
6か所に分散されることによって骨へのダメージを防ぎます。
つまり、オールオン6は日本人向けに開発されたインプラントの方法なのです。

オールオン6もオールオン4と同様、短期間で治療が終わります。
ただ、料金に関して言うと、使う材料が増え、植え込まなければならない人工歯根が増える分、高くなります。
350万円から400万円くらいかかります。

オールオン6を希望していても、顎の骨の状態では、オールオン4を勧められることがあります。
金額の高い医療行為なので、どの歯科医院でもカウンセリングを設けていて、納得してもらってから治療に入ります。
どちらの治療を選択するかは、きちんとカウンセリングを受けてから決めると良いでしょう。
中には無料相談会を設けているところもあります。
しっかり調べてもらってから治療に進むことをお勧めします。

無歯顎の場合、オールオン4、オールオン6が主流ですが、中にはオールオン5という5本の人工歯根を植え込む方式をとっているところもあります。
オールオン4にしても、オールオン6にしても外科的手術を行います。
血液をサラサラにする薬を飲んでいるだとか、糖尿病があるだとか持病に関しては必ず歯科医師に相談しましょう。

また、現在は多くの歯科医院で行われるようになったとはいえ、どこでやってもらっても同じというわけではありません。
インプラント実績のあるところをお勧めします。
一番いいのは、無料カウンセリングをいくつか受け、自分の納得のいったところで治療してもらうのが一番です。